節電モニター「はやわかり」を利用した電力使用量の見える化からクラウド化へ
「はやわかり」の受信モニターをパソコンにUSB接続すると、パソコン側に測定結果が1分毎に記録されます。
これをグラフ化することは数年前に実現しました。
次にこれを今風に発展させて、クラウド化することができました。
おおよその仕組みは以下のとおりです。
パソコンからほぼリアルタイム(1分毎)に測定データを取り込み、別途作成したWebアプリケーションへ送信します。
クラウドサービスに置いてあるWebアプリケーションは測定結果を受信し、データベースに保存します。
そして、ブラウザでWebアプリケーションにアクセスすると、電力使用量のグラフや電気料金の概算値を見えるようにしました。
これを図に表すと、以下のようになります。
Webアプリケーション画面はこんな感じです。
基準となる日付を入力して、その日と前日、その月と前月を比較できるようにしました。さらに電気料金も計算できるようにしてあります。概算にはなりますが、1日から月末までで1ヶ月分の料金を前月・当月で算出しています。(省エネ発電促進賦課金は除く)
これで、ほぼリアルタイムの測定結果を外出先でも確認できるようになりました。
詳しい仕組みは後ほど順次紹介します。
なお、WebアプリケーションはLaravelを使って作成しました。
パソコンからはWeb APIにアクセスする形でデータ送信しています。
Webアプリケーションはユーザ登録と認証が必要で、これをするとログインできるのと、Web APIの利用ができるようになります。したがって、測定データはユーザの情報と紐付ける形で保管してあります。
今後の課題としては、1ユーザで複数デバイス(=節電モニターのこと)に対応することです。
あと、スマホの縦画面ではレイアウトが崩れるので、それを調整することです。いわゆる「レスポンシブ・デザイン」に対応することです。